宮本亜門に似ててしかも干からびてるから『ドライ亜門』って言ってたんです。
☆
その時の返しの正解は、きっとこうだったに違いない。
「 ぼぉ〜くぅ、ドライ亜門 」 (『ドラえもん』より)。 seyです。
この前、友達と三人でラーメン食べに行ったんですよ。
有名ではないけど、おいしいと噂のラーメン屋さんに。
店に足を踏み入れると、そんなに混んではいないんですけど
お昼を過ぎた時間帯にしては結構お客さんがいましてね。
店内には『暑い夏にはやっぱり付け麺!!』というポスターが。
確かに暑い日は、熱いラーメンとかよりも
冷たい付け麺や冷やし中華が食べたくなる。
カウンターに三人並んで座り、メニューも見ずに注文を済ませる。
友A 「ラーメン。」
僕 「付け麺。」
!!!!!
それに気付いた僕ら二人は、ニヤけながら一瞬にして顔を見合わせた。
チャンスだ。
はっきり言って絶好のチャンスだ。
周りに誰もいない階段を上ってる時に、気付いたら5m先を
スカートが短い女子高生が上ってた時くらいチャンスだ。
こんなチャンスはめったにない。
僕ら二人の期待も高まる。
友Bは、はっきり言って笑いのセンスがある。
さらに言うなら勘も鋭い。
この千載一遇のチャンスに気付いていないわけがない。
言う。
こいつなら絶対に言う。
言うはずだ。
言うに違いない。
未確認ではあるが、過去に何度もこういう修羅場をくぐってきた奴だ。
こいつがアレを言えば間違いなく僕らは感心し、「ほー」と言うだろう。
まさに 『 言う「ほー」 』 だ。
未確認なだけに。
UFO(ユーホー)だ。
僕らってそういう事をなんの恥ずかしげもなく結構あっさりと、言う方だ。
この思考に要した時間、約1秒。
もう一度、1秒前からプレイバック。
カウンターに三人並んで座り、メニューも見ずに注文を済ませる。
友A 「ラーメン。」
僕 「付け麺。」
!!!!!
友B 「僕、
来た。
確実に来た。
こいつはやはりすごい。
あえて業界人風に言うとすればゴイスーだ。
なんてったって反射神経が違う。
なんてったってアイドルだ。
キョンキョンだ。
もうここまで反射神経がいいと、シャアだ。
頭の回転は、凡人の3倍は早い。
そしてこいつには、過去にこういうチャンスを逃したと言う苦い経験がある。
その苦い経験をバネに、2度と失敗しない学習能力がある。
凡人より3倍早い頭の回転と、学習能力を兼ね備えたこいつは、
もはや『学習のシャア』と言ってしまってもいいだろう。
こいつがアレを言うという事は、「僕、・・・」から推測するにたやすい。
もはや確実だ。
略して『もは確』だ。
言いにくい。
これくらい確実な事は久しぶりだ。
えらいご無沙汰だ。
この確実具合を例えるなら、
石橋君にイジメられた山田君が、ワタル君に復讐の依頼をするくらい確実だ。
つまり、山田君はワタル君にこう言うわけだ。
「石橋を叩いて、ワタル!」
この思考に要した時間、約1.2秒。
もう一度、1.2秒前からプレイバック。
カウンターに三人並んで座り、メニューも見ずに注文を済ませる。
友A 「ラーメン。」
僕 「付け麺。」
!!!!!
友B 「僕、チャーシューメン。」
そうそうそう、たっぷり乗っかったチャーシューが魅力的、ってオイッ!?!?
チャーシューメンって、ごろわる!!
字余りにもほどがある。
かろうじて『メン』ってとこは合ってるけど、
そりゃラーメン屋だから、たいていのメニューの語尾は『メン』だ。
ラーメン。 付け麺。 キミ、語尾『メン』。 オーケー! だ。
だ。じゃねーよ。
オーケー!でもねーし。
奴は何にも気付いてなかったんだ。
僕は奴を買い被り過ぎた。
今まで奴を過大評価していたのだ。
奴はそういう奴だ。
笑いのセンスがあるって言うか、天然のラッキーパンチャーだったんだ。
勘が鋭いんじゃなくて、運が良かっただけなんだ。
そうだ、そうだ、そうに違いないんだ。
友B 「ちょっと、俺の注文だけ聞き取れてないんじゃないの?
おーい、スタッフゥー!スタッフゥー!!」
僕は・・・、僕は間違っていなかった。
こいつは僕たち二人をもてあそんでいただけだったんだ。
第一、普段、自分の事『僕』なんて言わないし・・・。
ちくしょー、このカリは倍にして返す!!!
来週はお寿司屋さん編だよ。
↓これと ↓これ、押してください。

バイ貝、ミル貝、ナイスガイ!! オーケー!!
(注:お寿司屋さん編はありません)